| 警察庁犯罪統計資料によると、平成17年上半期(1月〜6月)の主な侵入犯罪の認知件数は、前年 同期に比べ、侵入強盗(−16.7%)、侵入窃盗(−4.1%)、 住居侵入(−11.3%)と減少してますが、依然高い水準にあります。住居侵入の発生場所は、住宅が62.2%(一戸建住宅34.3%、共同住宅27.9%)を占めています。侵入口・侵入手段は、一戸建住宅・ 3階建以下の共同住宅は<窓>「ガラス破り」「無施錠」、4階建以上の共同住宅は<表出入口>「施錠開け」「無施錠」と、住宅のタイプで大きく変わり又防犯対策もそれにあった形でとらないと 無意味なものとなってしまいます。 |
防犯対策は、ハード面よりもソフト(情報)の提供を高齢者を狙った悪徳リフォーム業者の存在が社会問題になっていますが、20万円前後の防犯装置を100万円で販売・取り付けしている業者が出てきています。また、ある業者は、 テレアポで執拗なほどに防犯機器の売込みを行っています。内容は、「只今、○○地区で防犯モニターを募集しております。ご協力いただけると設置無料で月々僅か○○○円でご利用できますが・・・」 今のところ、問題は表面化していないが放置しておくと被害者が出てくることも考えられます。数年前に比べて様々な防犯機器、グッズが販売されてきていて競争も一段と激しくなり、各業者は自社製品の売り込みに 必死になっています。一方ユーザーは、正しい情報・知識を持っている人は少なく、 結果として業者の勧められるがままに高い買い物をしてしまうことになります。正しい情報・知識を一般ユーザーに持ってもらうには、 誰が、何を、なぜ、いつ、どのように、またいくらなのか等しっかりとした根拠のある情報を提供し、ハードは、あくまでも手段であることを認識すべきです。様々な侵入手口空き巣とは?家人等が不在の住宅の屋内に侵入し金品を窃取する。 忍込みとは? 夜間家人等の就寝時に住宅の屋内に侵入し金品を窃取する。 居空きとは? 家人等が在宅し、昼寝、食事等をしている隙に住宅の屋内に侵入し金品を窃取する。 侵入窃盗の場所別発生状況 侵入窃盗の場所別では、住宅が70.1%を占めています。 内訳は、一戸建住宅25.0%、中高層住宅(4階建て以上)17.6%、その他の住宅27.5%となっています。 ※ 「その他の住宅」〜「一戸建住宅」「中高層住宅(4階建て以上)」以外の住宅で、3階建て以下の共同住宅、テラスハウス等をいいます。 ■ 侵入窃盗の侵入手段 ● 一戸建住宅 一戸建住宅を対象とした空き巣の侵入手段では、ガラス破りが最も多く、次いで無締りとなっています。 ● 中高層住宅 中高層住宅(4階建て以上)を対象とした空き巣の侵入手段は、ガラス破りが最も多く、次いで無締り、サムターン回しとなっています。 ● その他の住宅 その他の住宅を対象とした空き巣の侵入手段は、ガラス破りが最も多く、次いで無締りとなっています。 ■ 侵入窃盗が使う器具 侵入者は、「手(手口)を変え、品(侵入器具)を変え」、さまざまな方法で建物に侵入してきます。果たして、どのような器具を用いて侵入してくるのでしょう。 気をつけなければならないのは、誰もいないと思って侵入した侵入者が帰宅した家人と鉢合わせしたときは、強盗に変身することもあること。そのときには、これらの器具が凶器へと変わることもあるのです。 ◆ 主な侵入・破壊器具 バール・ドライバー・ 電気ドリル・パイプレンチ・レンチプライヤー ・金切り鋏 ニッパ ・ガラス切り・金槌 ◆ 主な開錠専用器具 ピッキング用具 破壊用シリンダー回し 鍵穴壊し専用ホールソーとホールソーのシリンダー用軸 防犯フィルムで窓対策を!
窓ガラス対策<手口>1.窓ガラスの一部を破壊して手を突っ込み、クレセント(窓を施錠するつまみ)を操作する2.扉周辺のガラスを破壊し、サムターン(鍵を使わず施解錠操作をするためのつまみ)を回す。 <対策>1.防犯フィルムガラス内面に防犯フィルムを貼り付けると、ガラスを破壊する時間が長くなり、また、破壊する際に騒音が発生する等、ガラス破りによる侵入が難しくなります。必ずしも全面に貼り付ける必要はありませんが、少なくとも破られた場合に内側のクレセントや補助錠に外部から手が届かないよう一定の面積をカバーする必要があります。防犯フィルムの貼付けに併せて補助錠を設置することにより、侵入防止に有効な措置となります。 防犯フィルムの価格は比較的安価であり、簡易に貼り付けることができます。 2.補助錠. 固有のクレセントから相当離れた位置に補助錠を取り付けると、ガラス破りに要する時間が長くなります。補助錠の設置に併せて防犯フィルムを貼り付けることにより、侵入防止に有効な措置となります。補助錠の価格は、特別な製品を除き比較的安価であり、簡易に取り付けることができます。 3.防犯ガラス 窓ガラスを防犯ガラス(2枚以上のガラスに樹脂中間膜を挟んだもので、合わせガラスの一種)に交換すると、窓ガラスを破壊する時間が長くなり、破壊する際に騒音が発生する等、ガラス破りによる侵入が難しくなります。また、網入りガラス、強化ガラスは、特別な防犯性能は認められないことに注意する必要があります。防犯ガラスの価格は通常のガラスの3〜10倍と高価であり、施工についても専門の施工業者に依頼する必要があります。 4.面格子 トイレの窓ガラス等、高所の小窓に面格子を取り付けましょう。出窓や緊急時の脱出口とすべき窓には、防災上の理由から従来の面格子は向きませんが、最近、防災上の支障がない可動式の面格子が販売されています。外部からドライバーで容易にネジを取り外せる構造のものや、バール等で容易にこじ開けられるものは、防犯対策には向きません。 5.防犯器具 各種の防犯器具を有効に活用しましょう。簡易取付け式のセンサーアラーム、センサー付きライト等の防犯器具は、センサー機能と警報・検知機能が一体化されており、かつ、簡易に取り付けることができます。 |
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